機屋さんのお宝を、本当のお宝にしたい日
「機屋さんに眠っている反物を掘り出し、展示会に出してみよう」
最近はそんな企画の準備をしている。
お世話になっている工場の倉庫に反物がごまんと眠っていることがわかった。せっかくだからいつか反物即売会もやろうか、ということになり、早速反物の仕分けを始めている。
いっぱいある反物の中から好きなものを何も考えずに選ぶ。
それだけなら宝探しみたいで楽しいけれど(眠っている生地はどれも感動するものばかり)、「素材を売る」というのは段取りと管理体制をきちんと整備しなければいけないことが、作業をしているうちにわかってきた。
どれくらいm数が残っているの?
ブランドオリジナルの柄じゃないかな?
キズは無いかな?
整理加工はしてある?
値段をどうしようか?
品番をつけなければ!
ざっと6つくらいのハードルがあるらしい。「なるべく工場の負担にならないように」と最初は思っていたけれど、機屋さんの手際の良さには敵わないわけで、案の定随分手間をかけさせてしまった。
それでも、これを機に眠っている生地が少しでもハンガーになったことで、工場の名もないお宝から提案できるお宝にできたことは、少し嬉しい。
いつになるかな、生地の販売。実際どれくらい即売会に需要があるのかもわからないから、デザイナーさんに直接聞いてみたいなーと最近思っている。
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