HATAORI ZINE
HATAORI ZINEが完成しました。
「織物産業カルチャーを語る」をテーマに、山梨産地の織物産業にまつわる文化について書き連ねたZINEです。街に響く機音、工場のカタチ、織物産業に関わる食文化、産地で飛び交う言葉たち。そんなものづくり産業の、ものを作るだけではない姿を綴りました。
〈もくじ〉
私が紹介したい機屋さん
機械フォントがかわいい
工場建築学
うどんと織物の密接な関係
機音の響く町
織物工場のことば
布を織るという、はるか昔から人々が行なっていた行為は、様々な技術や言葉に影響を与えています。例えば自動車は、自動織機から発展した技術。例えば「よりを戻す」という言葉は、糸の撚りが由来。
明治維新後の産業勃興や戦後の高度経済成長期、繊維産業は経済発展を支える重要な輸出産業でした。今でも日本各地に多くの産地が残り、それぞれ独特な文化を作り上げています。
産地ごとに扱う素材や使用する機械が違うように、食文化も建築事情も異なるのが、織物産業の興味深いところ。そんな「織物産業カルチャー」をHATAORI ZINEに思う存分詰め込みました。読んでもらえると嬉しいです。
このZINEをたくさんの人に読んでもらえたら、他の産地バージョンも作ってみたい、と密かに思っています。
0コメント